どうも
貧乏サラリーマンのチップです。
私事ですが、数年前に「突発性難聴」という病気になってしまいました。
残念ながら治療のかいもなく、聴力を失ってしまい「片耳難聴」という状態です。
更に残念なことに初期状態が悪かったので、それ以外の症状も残っています。
原因はまだ解明されてないですが、ストレスが原因と言われている病気。
突発性難聴の患者は多く、約3,000人に1人は発症しているらしいので身近にもいらっしゃる人も多いと思います。
年間3万人~4万人が発症しているそうです。
今回は片耳難聴者が抱えている問題のお話です。
▼突発性難聴になった時の記事です。
突発性難聴!? 突然おそった悲劇! 右耳が突然聞こえなくなってしまった!
私の片耳聴力レベル
私の片耳聴力レベルは120db(デシベル)
残念ですが補聴器で補助できるレベルではなく、爆音がかすかに聞こえる程度です。
▼参考に聴力のレベル表です。
中村耳鼻咽喉科 -聴力検査- より引用
耳鳴りとも永遠のお付き合い
突発性難聴になった人の一部には「耳鳴り」が残る場合があります。
私もその一人となり、病気の発症と同時に耳鳴りも始まってしまい仲良くお付き合いしています。
想像してみてください。
寝ても覚めても24時間365日「音」が鳴り続けています。
治療法はないので、つまり「死ぬまで静かな日々は訪れません」
頭の中で常に「聴力検査のような機械音でピーとかブー」とかが鳴っています!
たまにキュルキュルとか鳴ったりするので笑っちゃいます。
私はどちらかというと「楽天家」なので、性格的になってしまったのは仕方ないと割り切ることが出来ました。
家族がいるのでいつまでもクヨクヨできないですからね!
発症してしまった人によってはノイローゼになったり精神的におかしくなったりする人も多数いらっしゃるそうですよ。
本音を言えば
聴力を失ったことより「耳鳴りが残った」ことのほうがダメージでかいです。
せめての救いは「めまい」が治ったこと。
めまいも難聴発症後5年ぐらいは突発的に襲ってきました。
一番怖かったのが運転中に頭を殴られたように、いきなり目の前の景色がグルグル回転し始めること。
本当に事故に合わなくて良かった。
残った後遺症
あくまで私に残ってしまった後遺症です。人によって違うかと思います。
- 片耳難聴
- 耳鳴り
- 頭を動かす運動ができない(三半規管が損傷)
片耳難聴者が抱えている問題
あくまで個人的主観ですが、片耳難聴者が困るケースです。
音の方向感覚がわからない
片耳しか聞こえないので「どこで音が鳴っているかわからない」
これ非常に困ります。
例えば携帯電話が鳴っているがどこにあるか分からなかったり、名前を呼ばれても誰が読んでいるか分からないといったり悩みどころ満載です(笑)
最近では慣れて改善されてきましたが、最初の頃は本当に大変でした。
解決法は慣れることしかありません。
無意識に無視してしまう
隣の人に話かけられても気づかないので、無視することになる。
なので隣に人がいると、気を張ってしまい疲れる。
また聞こえない側の人と話すときは、正面に向き直さないと会話ができない。
同時に話しかけられると聞き取れない
これ相当困っています。
聞こえてはいるのですが、「なぜか言葉として頭で処理できない」のです。
不思議な現象です。
騒がしい場所だとほぼ聞き取れない
居酒屋とかが多いのですが、周りで常に話し声やザワザワしていると目の前の人の会話も聞き取れません。
何度も聞き返すのも疲れるので、聞こえてるフリをして周りに合わすようになりました。
かなり疲れます。
座る位置・立ち位置に気を使う
これ片耳難聴者あるあるです。
当然ですが、片耳聞こえないので集団だと端っこに位置しないと聞き取れません。
また2人で歩きながら会話するときでも自然と位置を変えたりします。
いちいち説明するのも疲れるので。
片耳難聴者あるある
- 大きい音に驚く、イライラする
- カミングアウトすると心配される
- 聞こえない方向に人がくるとストレス溜まる
- 健康診断に必ず引っかかる
- 聞き返すことが多い
- 1日が終わるとどっと疲れる
- 本当は聞こえてるくせにって思われている
- 転職するときに言うべきか悩む
- いちいち説明するのが面倒くさい
- ドライブスルーが苦痛
- 愛想笑いが上手になる
まとめ
健常者ではないが障害者でもない中途半端な「片耳難聴」
以外と多い片耳難聴者。
実際になってみないと分からない多くの問題点を抱えてます。
周囲に片耳難聴者がいらっしゃれば、「会話をゆっくり、少しだけ大きい声で話す」等をしてもらえると非常に助かります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
▼突発性難聴になったときは48時間が勝負!
応援よろしくお願いします!