どうも
貧乏サラリーマンのチップです。
私事ですが数年前に「突発性難聴」にかかってしまい、片耳の聴力は戻らない状態となってしまいました。
病気になってしまったのはしょうがないと割り切れておりますが、後悔していることがあります!
それは
できる限りの治療をしなかったこと
これだけは悔いが残ってます。。
今回は突発性難聴になってしまったときに、やるべきことを書いてみたいと思います!
突発性難聴は原因不明の病で予防することが難しいので、なってしまった時にどうするかが大切になってきます!
▼片耳難聴者あるあるはこちら
突発性難聴とは?
突発性難聴とは、左右どちらかの耳が突然難聴になる病気です。
難聴の程度は人によって様々で、ほぼ聴こえない状態の人もいますし、少しだけ聞き取りにくい程度の方もいらっしゃいます。
完治率は3人に1人。
3分の1は改善するも後遺症が残る、3分の1は改善せず、残り3分の1が完治する。
前触れがないため、予防することが難しい病気のひとつ。
そもそも突発性難聴になる原因は?
残念ながら現時点では原因不明です。
言い換えると誰にでもなる可能性があります!
原因不明ですが一般的に言われているのが下記の項目です。
- ストレス
- 過労
- ウィルス感染
私が発症したタイミングは明らかに「ストレス」がかかっていた時期です。
内耳循環障害説では健康人の発症が多いことや、再発しないことが説明できず、きわめて症状が似ている疾患にムンプスウイルスムンプスウイルス感染によるムンプス難聴やヘルペスウイルス感染による内耳炎があり、ウイルス原因説には矛盾はないため、ウイルス感染説が有力とされている。
ムンプスで一側の高度難聴をきたすことはよく知られている。突発性難聴の約7%はムンプスの不顕性感染であるという報告もある。
ウィキペディアより引用
突発性難聴の特徴は下記のとおり
- 突然の難聴症状 起床後が多い
- 健康で前触れがない
- 片耳だけの症状で、両耳なることはない
- 原因が不明
- 症状が重い人は、目まいや耳鳴りもあり
私のケースは見事に全てあてはまりました。
余談ですが始めて「回転性の目まい」というのを経験したのですが、難聴や耳鳴りよりよっぽどひどい症状でした。
歩くこともできないし、立ち上がっても目の前がぐるぐる回転しているので四つん這いでしか動けない。
難聴になって数年間はこの「目まい」も、まれに発症し苦しんでおりましたが、ここ2年間ぐらいは発症していないので助かっています。
お医者さんいわく突発性難聴による「目まい」は時間とともに落ち着いてくるそうなので苦しんでいる方がいるのであれば、教えていただけると喜ぶと思います!
突発性難聴になるとすぐにやるべきこと
突発性難聴になった時にすぐにやるべきことをまとめました。
勝負は48時間以内!スピードが命だ
突発性難聴の ポイントは即治療することだと言われてます。
「48時間」という時間に根拠はありませんが、可能であれば1週間以内、遅くても2週間以内には治療開始しないと難聴が残る可能性が高いそうです。
つまり
突発性難聴になってしまったら仕事なんかほっといて病院へ走れ!
ということです。
今後一生、耳が聴こえなくなったり、耳鳴りが続くことになるかもと考えると「会社をクビ」になってでも病院へいくことを手遅れの私がおススメします!
私のケース(発症は起床後に発覚)
1日目・・午後に近所の耳鼻科受診⇒大学病院へ紹介状もらう
2日目・・目まい発症し歩けない、自宅で療養(長男の小学校入学式参加できず悔しい思い出)
3日目・・大学病院受診⇒即入院すすめられるが、距離の問題で近所の総合病院を紹介してもらう
4日目・・近所の総合病院へ入院し「ステロイド点滴開始」
・
・
10日目・・同じ治療をずっと繰り返し全く改善せず とりあえず退院
こんな感じ。
飲み薬は1日目からでしたが入院したのは発症して4日目。
大幅に時間をロスしてます!
私は48時間を大幅に過ぎて治療開始したのが悔やまれます。
できる治療法
突発性難聴は原因不明なので、有効な治療法が確立されておりません。
一般的な治療法としては下記の3パターン
- ステロイド治療(併せて血管拡張薬等の薬も投薬されます)
- 酸素カプセル
- ひたすら大人しくする(ストレス軽減)
目まいがある場合はそれに合わせた治療もおこなわれます。
私がやらなかったのは酸素カプセル。
近所の総合病院では酸素カプセルの設備がなかったのと、耳抜きの問題。
酸素カプセルは耳抜きが出来ない人には向かない治療法、飛行機で耳が痛くなる私には不向きということで断念しました。
私が後悔している点
- すぐに入院し治療しなかったこと
- 酸素カプセルをやらなかったこと
- 入院中に面会を断って安静にしなかったこと(身内はOK)
もちろん上記治療をやったとしても改善しなかったかもしれませんが、後悔することはなかったと思います。
難聴は症状が固定されてしまうと「改善できない部分」なのです。
できるタイミングで、可能な限りの治療をうけるのがポイントとなります!
芸能人も多く発症している
突発性難聴は数多くの有名人も発症しています。
敬称略
- 桑田真澄(元プロ野球選手)
- 井上順(ザ・スパイダーズのメンバー)
- 山口一郎(ミュージシャンでサカナクションのメンバー)
- 萩原聖人(俳優)
- 藤あや子(演歌歌手)
- 大友康平(ミュージシャン)
- 宮本浩次(ミュージシャンでエレファントカシマシのメンバー)
- 坂本龍一(作曲家)
- スガシオカオ(ミュージシャン)
- 相田翔子(元winkメンバー)
- 小室哲哉(音楽プロデューサー)
- 浜崎あゆみ(ミュージシャン)
- 今井翼(元ジャニーズ)
- 堂本剛(ミュージシャン)
こうやって列挙してみると歌手が多いですね。
やはり一番の原因は「ストレス」のような気がします。
まとめ
私のケースも振り返ってみましたが原因はストレスかもしれませんね。
残念ながら「突発性難聴」にかかってしまった時は
- 即治療開始すること
- できる治療は全てやること
- 安静にすること
単純ですが、これだけです。
しかし忙しい現代人だとなかなか難しいのが実態です。
私みたいに後悔する人がいないよう記事にしました。
耳鳴りが残る方の中には、精神に異常をきたし耳鳴りから逃れる為に自殺する方もいらっしゃるそうです。
私の周囲にも、子供がかかってしまったけど大丈夫?という相談がありました。
年間3万人~4万人が発症し、割合にすると約3,000人に1人になります。
意外と多くの方がかかる疾患になっていますので、少しでも突発性難聴の知識をつけていただけると嬉しいです!
▼ある程度の難聴は補聴器で対応できます!
応援よろしくお願いします!